リリー・フランキー、富澤たく(グループ魂)、ハナちゃんこと笹沼位吉(SLY MONGOOSE)、松下アツシ(ZAZEN BOYS)、チャーベ a.k.a 松田岳ニ(CUBISMO GRAFICO FIVE/NEIL&IRAIZA)の5人?によるバンド、"東京ムードパンクス"。大人計画フェスティバルでのライブでは、まさにパンクスなライブを見せつけ、観客を圧倒!?させた!!"東京ムードパンクス"とは、いったいどんなバンドなのか!?今回は、大人計画フェスでのライブ直後の彼らに、バンドの結成の由来や音楽的コンセプト等、色々とインタビューをしてみた。
☆:東京ムードパンクスを結成したキッカケは?
リリー・フランキー(以下リ):僕と(富澤)タクが学校が同じで、学生の頃から一緒に色々やっていたんです。ハナちゃん(笹沼)とタクは前から仲が良くて、チャーベくんと僕もなんだかんだやっていたんで、なんとなくバンドやろうって事になったんでアッちゃんを誘って、、、って、バンドの企画自体は昔からあったんですけどね(笑)。
☆:某bounce.comにバレンタインデーの時のインタビューが掲載されていて、チャーベさんがチョコレートを久しぶりにもらったって書いてありましたが。。。
チャーべ(以下チャ):そうだ(笑)!あの時、うさぎのチョコをもらったんです。
リ:あれは"NO MUSIC, NO LIFE"の撮影の時ですね。その時は、まだ1曲も無かったんですよ(笑)。
富澤たく(ト):まさに"NO MUSIC"でした(笑)。
☆:今日のライブは、新曲ばかり?
リ:5曲が新曲で、3曲が前のライブの時に作った曲でした。
☆:前ライブ時は、3曲以外は誰かのカバー曲などをやられたのですか?
リ:いや、それだけ(笑)。
ト:あとは、トーク(笑)。
☆:バンド名の由来は?
リ:若い時よりも今の方が憤りが深いんですよ(笑)。子供の頃、年を取ったらムード歌謡を歌っている人みたいに、女に優しくて、物解りが良くって、ムーディな人になるのかなって思って
いたんですけれど、、、てんでならない事に気が付いたんです(笑)。今の方が憤り音楽をするのには、良いと思ってこの名前にしたんです。
☆:バンドの音楽的コンセプトは?
リ:全く無いです(笑)。
☆:個人的にはAORっぽさや、、、
笹沼(以下ハ):えっ!どれ(笑)??
☆:エレクトロな感じもしました。
ハ:それは『ユウゾー』だ(笑)。
☆:11/15に行われるUNITでのライブは、どんなものを考えていますか?
リ:今日のライブ(大人計画フェス)を、5倍くらいにハード・コアにしたものをやりたいです(笑)。
ト:5倍って(笑)。
リ:スタンディングの所でやる方が、俺らの感じが出るのかなって思いますよ。
☆:歌詞は、全てリリーさんが?
リ:そうです。
☆:歌詞の内容が暗い感じがしましたが。
リ:暗いんですよ。ちょうど精神状態が悪かったから、歌詞に反映されちゃったんです(笑)。
☆:メンバー、それぞれが曲を作ったと言っていましたが。
リ:タクが作ったのが3曲、あとはみんなで1曲づつね。
☆:それぞれの曲のコンセプトは?
ト:僕のは、ムードパンクスと読んで字の如く、パンクの部分を素直に解釈して、パンキッシュな感じの曲を作りました。
リ:この人の場合、パンクを書こうとしてメタルになっているんですれどね(笑)。
ト:ハード・コアなんです(笑)。
リ:でも、俺、今回ほとんどギターを弾いていなくって、全部タクが弾いていたからね(笑)。
ハ:「とにかく俺を見ろ!」みたいにね(笑)。
☆:ライブ中、リリーさんのギターを弾く手の動きが微妙でしたね(笑)。
リ:ほとんど弾いてないです。ペダルは踏んでいましたけど(笑)。今回はコードを覚えるまでに至らなくって、歌詞を覚えるのに必死だったんです(笑)。基本的にこのバンドでは、フライングV(ギター)を持ちたいだけなんで(笑)。
☆:笹沼さんの曲は?
ハ:哀愁が漂うような切ない感じをリリーさんと話して作ったんです。哀愁系パンクです。
リ:でも、あのタイプの曲でも一人称の"俺"みたいな感じになるとロックっぽくなるよね。でも如何せん、俺らは甘酸っぱい人たちの集まりだから、"俺"な感じじゃないよね(笑)。
☆:チャーベさんは?
チャ:僕は、みんなが作らない様な曲を考えてみたんです。ギター・ポップみたいなのをやってみたかったんですよ。
リ:チャーベくんの曲が一番明るいんじゃない?歌詞は暗いけど(笑)。
☆:アツシさんは?
松下アツシ(以下ア):僕のは、実は生まれて初めて作った曲なんですよ。
リ:今日のライブで思ったんだけど、チャーベくんやハナちゃん、アッちゃんの曲をやっている時は楽しいんです。だけど、俺とタクの曲はホント、シンドイんですよ(笑)。わりとエネルギー系な曲なんです。気持ち良く歌えない(笑)。
ト:おっさんのギリギリな感じを出そうかなって思ったんですけど、ちょっとギリギリし過ぎたのかも(笑)。
リ:でも、みんなで一曲作るって宿題にした時に、一番最初に作って来たのはアッちゃんだからね。アッちゃんが一番に作って来た事で、他の人たちは「何やってんだ!!」的な空気になりましたね(笑)。
ア:その宿題が提示されてから、焦ってMTRを買いに行って(笑)。。。長崎の田舎で作って来ました。
☆:どうやって作られたんですか?
ア:弾いた事も無いギターやキーボードを弾いて作りました。
リ:でもアっちゃんの曲が無いと、平和な空気が一つも無いよね(笑)。
ハ:確かに(笑)!!あれが出来てここの3人(富澤、笹沼、チャーベ)が、電話で「まずい!!」ってなって。
ト:ほんとは、セッションしながら曲を作っていきたかったんだけれど、忙しい人が多いですからね。
リ:このバンドは、セッションじゃ一曲も出来ない気がするんです。みんな協調性があり過ぎるんですよ(笑)。
チャ:みんな優しいですもんね。
☆:リリーさんは?
リ:僕の曲は、今日やった中で一番長い曲なんですけどね、前のライブの時に曲数が少ないからその曲をやらないと終わらなかったんですよ(笑)。だけど、そのままでやるか短い曲2曲にするか考えて、結局長い曲にしたんです。バンマス(富澤)は、短いの2曲にした方が良いって、ずっと言っているんですよ。商品になった時の印税の事を考えているから、1曲で9分は勿体ないってね(笑)。
ト:考えてないって(笑)!良い部分が詰まっていたので、バラして、ラッシュアップして密度を高めたらもっと良くなる思ったんです。
☆:読者にメッセージをお願いします
リ:ライブハウスというと足が遠のいてしまうと思うんです。機会があったら俺も行きたいと思っているんですけど、どっちかっていうと居酒屋に行っちゃうよね。だから、居酒屋感覚で来てもらうと良いかも(笑)。
ライブ当日には、何が起るのか!?これは来てみるしかない!
今後の東京ムードパンクスの活動から目が離せないぜ!!
■東京ムードパンクス LIVE情報
TOKYO MOOD PUNKS presents
ザンジバルナイト
【DATE】 2006/11/15(WED)
【TIME】 OPEN : 17:30/START : 18:30
【CHARGE】 adv : 4,000yen (共にドリンク代別途)
【LINE UP】
LIVE:
TOKYO MOOD PUNKS
リリー・フランキー
富澤タク(グループ魂)
笹沼位吉(SLY MONGOOSE)
松下敦(ZAZEN BOYS)
松田"chabe"岳二(CUBISMO GRAFICO)
みうらじゅんZ
BIKKE(Tokyo No.1 Soulset)
オレタチ
ゾノネム
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