最近、メキメキと音楽的クオリティを上げ、先日のbouNITにも出演。フジロック06にも出演が決まり、今ノリにノリ始めている大阪初の大注目ブーソウルトリオ"cutman-booche"。金宮たすく(Vo&G)・林周作(B)・小宮山純平(Dr&Cho)の3人からなる"cutman-booche"とは、いったいどんなヤツらなのか!?今回は、彼らの人柄、そしてリリースしたばかりのニューマキシシングル「troppin' time」の内容を知るべく、彼らにインタビューをした。
☆:バンド名の由来は?
金宮たすく(以下T):"cutman-booche"という単語自体には、 全く意味がないんです。 3人とも音楽性がバラバラだから、ジャンル無しのバンドにしたくて、どんな音楽をやっているのか分からないバンド名にしたかったんです。
小宮山純平(以下K):自分らがどんな音楽活動をしていくか、その時は想像も付かなかったんです。その都度、考えながら変化していきたかったから、名前に縛られないような意味のない言葉で付けたんです。
T:意味の無い事に、あえて意味があるんです。
K:そこに意味合いを持たせているんです。
☆:音楽的コンセプトは?
T:ええ(良い)曲を作っていくことです!
K:賞味期限の無い音楽を作りたいですね。
T:ダニー・ハサウェイのLIVEアルバムが、3人共好きなんですよ。
K:世界遺産ですよね。
林周作(以下S):アレを目指します。
T:あの空間というか音源の固まりというか、ニュアンスを曲にしたいですね。
☆:バンドの元々のつながりは?
T:僕が、工場で働いている時に、、、
K:それ、、、ウソやろ?
一同:ハハハ(笑)。
S:どっちがいいですかね?ウソバージョンとホンマバージョン。
K:そりゃ、ホンマバージョンに決まっとるやろ!
T:僕が工場で働いている時に、、、
K:だから、それウソやろ!!
S:メン募ですよ。メンバー募集。
T:僕は、メンバー募集を手伝っただけで、知らん間にギターになって、知らん間にお前が歌えって事になって。。。
S:いや、だからメン募でしょ?
3人:メン募です(笑)。
K:周ちゃんとは、高校の同級生なんですけれどね。
S:同級生なだけですけど、、、
K:「同級生なだけですけど」って、言わんでえーやん(笑)!
☆:影響されたアーティストは?
K:僕は、ビートルズですね。音楽をやり始めたキッカケが、ビートルズなんです。中一の時に、彼らのCDを聴いたら「なんじゃこの音楽は!」ってなって、、、それからです。
T:ファーストアルバムの中で一番好きな曲って何?
K:それは"Black Bird"って言わしたいんじゃないの?それって、お前が好きなんやろ(笑)。でも今、聴いても新しい発見がありますし、ブラック・ミュージックもロックも、全てはらんでいる音楽ですよね。そういう所が凄く好きです。
☆:たすくくんは?
T:音楽は、雑食的に聴くから難しいですね。一つのアルバム全曲がカッコイイとかじゃなくて、このアルバムのこの曲が好きやとかなんですよ。ダニー・ハサウェイもLIVEアルバムはめっちゃカッコエエですけれど、他のアルバムにはピンと来なかったんです。僕が音楽をやろうと思ったキッカケは、"山田かまち"なんですよ。小学校6年生くらいの時に、たまたまTV番組の番宣で"山田かまち"の紹介していて、「こりゃ観なアカン!!」って思ったんですよ。音楽をやるキッカケになったのは、"山田かまち"で、音楽を教えてくれたのは "カート・コバーン"です。
周ちゃんは?
S:僕は、歌詞を書いているんですよ。で、松本隆さんの作品は凄く好きですね。
☆:あの特徴のある歌い方は、どこから?
T:僕は、音楽に対して「こうや!」ってものが無くって、常に良い曲しかないんですよ。「バロック音楽も民族音楽もロックも、POPも全部吐き出してやれ!」 ってカート・コバーンや山田かまちがこんな感じの事を言っていたんですけど、ホントそうなんですよね。「音楽はこうや」ってくくられてしまうのは嫌やし、歌い方も「僕はこうや」というものは無いんです。色々な事に挑戦していた方が、自分らしいと思うんですよ。良い音楽をクソオヤジになるまでやりたいっていうのが3人の夢で、まわりの音楽に影響されるは嫌なんです。そういう芯が3人にあって、自分はそのエッセンスをしっかりと出せればいいなと思っていたら、あんな感じになったんです。
☆:マキシシングル「troppin' time」のタイトル名の由来は?
T:歌詞に"TRIP"って単語が入っていて、旅という意味と、トリップするとかハイになる、妄想に ふけるという意味なんですけど、さらに僕の中でどんどん意味が膨らんでいって、ボーっとするとかダラけるとかもその意味に含まれると思うんです。そこから飛び出せたらええなって思って。。。
S:"TRIP"という単語に色々な要素があり過ぎて全然解決出来へんって悩んでいる時に、僕が「"TROPPIN'(トロッピン)"って良くない?」って言ったら、 「それだ!」ってなったんです。
☆:今後の"cutman-booche"の目標は?
K:3人でずっと音楽をやっていきたいですね。続けていく事が、一番大きな目標です。
T:あとは、賞味期限の無い音楽を作りたいです。個人的には、今年フジロックに出演するんで、もっと練習して"フィールド・オブ・ヘヴン"に来た人たちが、笑顔で「"cutman-booche"良かったね!」って言ってくれればいーなーと思ってます。周ちゃんは?
S:俺ね、原田奈々さんにお会いしたいです。クラムボンとかハナレグミとかの写真を撮っている方で、 個人的に個展を見に行ったりしているんですよ。俺らのワンマンライブの時は会場のエントランスに、「カモメ美術館」というギャラリー・スペースを 作って、知り合いの絵描きの人の作品を展示して、僕はその絵に詩を付けたりしているんです。それを始めたキッカケが、原田さんなんですよ。
T:こみやんは?
K:僕は、引っ越しをしたいな。もうちょっとお得な物件に行きたいなと思っているんです(笑)。
次はどんな所かなって夢が膨らむじゃないですか。
☆:読者へメッセージをお願いします。
K:うちらは、正直に素直に音楽をやっていきたくて、伝えたい事が伝わったらええなと思っています。色んな所を回って、色んな人の顔を見ながらライブをやっていきたいと思っているんで、
ぜひぜひ待っていてください。
彼らが気になった人は、ぜひ彼らの音楽を聴いてみて下さい。
心の中に熱い"何か"を感じるハズです。
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