LITTLE CREATURES率いる"CHORDIARY"レーベルが設立5周年を迎え、それを記念した2年ぶりの復活となったイベント「CHORDIARY祭」も大盛況に終了となった!!
今回は、打ち上げ会場の大樽(中目黒)にて、レーベル・プロデューサーでLITTLE CREATURESの青柳拓次氏に、設立5年目を迎えた心境と、これからの"CHORDIARY"についてをお聞きしました。
☆:CHORDIARYの名前の由来は?
青柳拓次(以下青):
造語なんです。"CHORD"と"DIARY"。日々の"CHORD"を記録するという意味で付けたんです。スペルが違うんですが、セロニアス・モンクというジャズ・ピアニストの曲でインプロヴィゼイションの曲があって、そのタイトルがスペル違いで"Chordially"なんです。それももじって"CHORDIARY"にしました。
☆:レーベルを始めたキッカケは?
青:最初は、LITTLE CREATURESのCDを出すというキッカケでレーベルをやり始めたんです。でも、気付いたら色々なバンドが来てくれて、、、だから、特にこういう音楽性のレーベルにしようとは、全く頭に無かったんですよ。
☆:これまでの5年間は?
青:偶然の出会いとか、結構、ノープランでこの5年間をやって来たと思うんです。自分で新しいバンドを探しに行ったりとか、全然していないレーベルですし、不思議な縁のあるグループとか、スタッフとかが自然と集まって形になっていったレーベルだと思っています。音楽性が、全然違うのに出会ってしまうのも不思議でしたし、大抵のレーベルは、クラブ系とか音楽の範囲があると思うんですが、うちはノンジャンルなんですよね。僕も音楽はノンジャンルで聴くので、そういう意味でもすごく良いバンドに巡り会えて、楽しい思いはしていますね。僕自身は、レーベル・プロデューサーという名前にはなっていますけれど、たまたま看板に自分がいるというだけだと思っています。だから、ミュージシャン達には、なるべく自由な場というか、、、ミュージシャンは、特に自己検閲みたいな部分で、表現の範囲を狭めてしまったりするんですけれど、なるべく色んな事を気にしないで、自分の表現に向かい合って欲しいし、それを解放できるようなレーベルでありたいと思ってやっいますね。
☆:次の10年目への目標は?
青:今日(CHORDIARY NIGHT '05)、出てくれたバンドの音楽って、僕自身も驚かされてきましたし、すごく素晴らしいと思うんです。10年後にこのレーベルがあるとしたら、僕がどうとかよりも、一緒にいくというかこういう事をずっと続けていけるような、場所であり、レーベルであったらいいなって思います。
☆:読者に、、、
青:コーディアリーは、アーティストが、色んなジャンルをやっていますが、可能な限り自由な音を出していくと思うんです。ちょっと違う次元で音楽をやっている人が多いけれど、音楽自体は、分かりづらいものでは無いと思っています。だから、ラジオやテレビで流れているような音楽に、息苦しさを感じた人は、ぜひこのレーベルの音を聴いて欲しいと思います。